なぜ、“接着剤” なのか
勝ち負けじゃない。
僕は、仲間の中で生きてきた。
代表取締役 立木 正之
9歳で、サッカーボールを蹴りはじめた。
学生時代の仲間は、
今でも僕の本当の財産だ。
全国優勝——
たった一つのその目標に向かって、みんなで一致団結した。
同じ夢を、同じ想いで追いかけた。
逃げ出したくなる練習も、眠れない合宿の夜も、
全部、一緒に越えてきた。
あのとき仲間と分かち合った“想い”そのものが、今も僕の胸の真ん中で燃えている。
勝ち負けは、その一瞬で消える。
仲間は、一生だ。
とても幸せを感じる瞬間が僕にはある。
心から信頼している仲間を、同じく信頼している仲間に、紹介するときだ。
好きな人しか、紹介しない。好きな人にしか、紹介しない。
だから、僕が信頼する人同士がつながっていく光景は、たまらなく、美しい。
アディダスで、僕は数えきれない出会いに救われた。
その恩を、今度は僕が返す番だ。
企業と企業をつないだ。二社はパートナーになり、社長同士が、仕事でもプライベートでも仲間になった。
「立木さんのおかげだよ」
——その一言のために、
僕はこの仕事をしている。
いま、世界は競争でできている。
みんなが競い、みんなが争い、みんなが疲れ果てている。
勝っても、また次の競争。
ゴールなんて、どこにもない。
だったら、もう競うのはやめよう。
僕らが、
社会の接着剤になる。
ずっと、不思議だった。なぜ僕は、こんなにも競争が苦手なんだろう、と。
でも、あるとき腑に落ちた。
この国には、縄文という時代があった。
一万年以上ものあいだ、大きな争いがなかったといわれる、世界でも稀な時代だ。
奪い合うのではなく、分け合う。
食べ物も、道具も。競うのではなく、
助け合って生きていた。
「縄文」とは、縄の文様のこと。
人も、道具も、縄で結んで暮らした——
つなぐことが、あたりまえの文化だった。
勝ち負けより、仲間。
売り込みより、紹介。
説得より、納得。
——僕がずっと大事にしてきたことは、
全部、縄文の心そのものだった。
スポンドが「縄文的」なのは、
僕自身が、そう生きてきたからだ。
競争に疲れきった今の社会にこそ、縄文にヒントがある。現代の技術と、お金というツールを使って、あの助け合いを取り戻したい。
意見をぶつけ合い、それでも相手を受け入れ、みんなが納得する。
みんなが笑顔になれる、そんな環境を、
この手で創り出していく。
人と人を。企業と企業を。
日本から世界へ——仲間を増やしていく。